警告灯の種類と色の意味

こんにちは!
カーオーダーMです🚙
今回は、車のSOS信号である警告灯についてお話します。

車のメーターパネルに表示されるこれらの警告灯は、運転している人に対して何らかの注意・警告を伝えるものです。

警告灯の意味を知る重要性

警告灯が示すのは、車の故障や異常、誤操作など内容はさまざまです。車種によって多少の違いはあるものの、ほぼ同じデザインになっています。これは輸入車の場合も同じです。

ただし、警告灯による注意・警告の内容まで知っている人はあまり多くありません。警告灯の種類と意味を知る事で車をより安全に運行できるようにしましょう。

警告灯の色の違いは何を表している?

警告灯には、大きく分けて2色が使われています。車種による違いはありますが、「黄色と赤」の組み合わせか「オレンジと赤」の組み合わせです。この2色の違いはそのまま深刻度の違いを意味します。

  • ・黄色/オレンジ…速やかな対応が求められる状態。即座に車の運転をやめなければいけないほどではない。
  • ・赤…すぐに運転をやめるべき状態。安全な場所に車を止めて確認してください。

黄色、またはオレンジランプの点灯は、赤ほど緊急度が高くないものの、車に異常が起きていることには違いありませんので、余裕があれば一旦車を止めて確認してもらうのがオススメです。

日常で気を付けたい警告灯とは

まずは、車の日常使用で知っておくべきものを挙げます。

シートベルト警告灯

シートベルトが装着されていないことを警告しています。きちんとはめ込んだつもりでも、金具が奥に届いていないこともあります。一度抜いて「カチッ」と音がするまではめこんでください。また、車種によってはシートに付けられた重量センサーで乗員の有無を感知しています。重い荷物などをシート上に乗せている場合は、一旦下ろしてみましょう。それでも警告灯が消えない場合は、金具やセンサーの異常が考えられますので、整備工場にご連絡ください。

半ドア警告灯

半ドア状態のドアがあるという警告です。ミニバンやハッチバック車は、荷室のバックドアにもセンサーが付いていることがあります。きちんと閉めたつもりでも警告灯がついてしまうときは、ドアにシートベルトや衣類など何かが挟まっていないか確認してください。半ドア状態で走ることは避けましょう。どうしても消えない場合はやはりセンサーの故障が疑われます。

ガソリン残量警告灯

ガソリン残量が少ないことを警告しています。点灯時の残量については車種ごとに異なりますので、車の取扱説明書を確認してみてください。給油してからの走行が少ないにもかかわらず点灯した場合は、ガソリンが漏れている可能性が考えられます。火気のない場所でエンジンを切り、車の周りからガソリンの臭いがするか確認してください。

迅速に点検をする必要がある警告灯とは

エンジン警告灯

エンジンやエンジン補機類に異常が発生している可能性がある場合に点灯します。とりあえずの走行はできますが、異常の度合いによってはエンジンへ大きなダメージを与えてしまう危険性があります。

ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯

ABSまたはブレーキアシストシステムに異常がある場合に点灯します。ただし、この警告灯は各システムの作動時にも点灯してしまう可能性もあります。雪道など滑りやすい路面でブレーキを踏み込んだときに点灯するのは異常ではありません。通常のブレーキング時や、ブレーキを踏んでいないときに点灯するようであれば、システムそのものやセンサーの故障が疑われます。正常な点灯でない場合は原因の把握が難しいため、工場で点検を受けてください。

エアバッグ警告灯・シートベルトプリテンショナー警告灯

エアバッグ・シートベルトプリテンショナーに異常があることを警告するものです。上記同様「正常な動作での点灯」もありえます。
シートベルトプリテンショナーが正常に作動するのは、急ブレーキなど強いブレーキングによってシートベルトがロックした場合です。これらのような条件ではないのに警告灯が点灯している場合は、異常があると考えられます。

すぐに運転を中止すべき警告灯とは

最後にご紹介するのは、最も危険度が高く、走行を続けるべきではないという種類の警告灯です。

ブレーキ警告灯

サイドブレーキの作動状態やブレーキオイルの不足、ABSの異常を示す警告灯です。サイドブレーキの解除し忘れで点灯することが多いため、注意してください。ABSの故障時にも点灯することがありますが、その際はABS警告灯も同時に点灯しています。

油圧警告灯(エンジンオイルランプ)

エンジンオイルの油量が不足していたり、油圧が下がっていたりすると点灯・点滅します。エンジンを適切な条件で動かすためにオイルは非常に大切です。重要度が特に高い警告灯だと考え、すぐに点検を依頼してください。

充電警告灯(バッテリーランプ、バッテリー警告灯)

バッテリーそのものの異常や、バッテリーへの充電系統(オルタネーター、ベルトなど)に異常が発生しているときに点灯します。充電系のトラブルは緊急性が高い場合があります。バッテリー内部に残った電気のみを使用することになり、それが無くなってしまうとエンジンを始動することもできなくなります。

水温警告灯

水温警告灯(赤)水温警告灯(青)

エンジンの冷却水(クーラント)の温度が上がり過ぎた場合に点灯する、水温計の形をした警告灯です。車種によっては、青色で点灯する低水温警告灯もあわせて装備されています。青の場合はエンジンが温まっていない状態を表しますので、しばらくアイドリングや走行を続けて消灯するようであれば異常ではありません。赤の水温警告灯が点灯した場合は「サーモスタットの故障」「クーラント不足」「ラジエーターやラジエーターファンの故障」などによるオーバーヒートの危険性があります。安全な場所に停車し、状況を確認してください。

ハイブリッドシステム異常警告灯

ハイブリッド車のみに装備されている警告灯です。点灯の原因は「モーター駆動(走行)用のバッテリー異常」が中心ですが、ハイブリッド車は全体が精密機器のような作りをしているため、どこか一部分に異常を感知すると、そこから連動して「異常発生のため走行不能」と判断することがあり、原因の特定は難しいとされています。すぐにプロの点検を受けるようにしましょう。

最後に

警告灯は、エンジンをかける直前に一度すべて点灯表示になります。今回の記事で初めて知ったものがあれば、そのときにマークの形や位置を確認してみてください。何か気になる点があれば是非ご連絡してください!


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